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26話 ダンス

Auteur: グラマス
last update Date de publication: 2026-04-26 05:36:20

 大ホールには極上フルーツで作られた蒸留酒の香りが漂っていた。

 実はニーナのバフ効果と神魔力を注ぐと、食材が極上品質になる。

 俺の影の中に収納して《時間魔法》で酒を数百年後まで進める。すると現実時間のまま、数百年モノの蒸留酒に生まれ変わる事が可能だ。

 この国の貴族、来賓の貴族達も大喜びで良かった。

「コレはとても美味ではないか!」

「こんな美味しいお酒が飲めるだなんて、この国が羨ましいですわ!」

「飲めば飲む程、魔力が活性化して体が軽くなりますわ」

 試しに飲んでみても、未成年の舌には合わなかった。

 この世界の成人は早いから、クロエは飲み慣れているのか美味しそうに味わっていた。

「それにこのメイド達もとても可愛いらしいな」

「メイド達の教育も行き届いてるとは素晴らしい。クロエと言ったな。どうだ? こんな美人な子達は輸出する気はないか?」

 鼻の下を伸ばした変態父親みたいな貴族が、アリの子達にイヤらしい視線を向けていた。

 どうやら酔いすぎてさっきの腕を吹き飛ばしたのを忘れたのか、見ていなかったのか?

 人目に触れるわけにもいがないから、人気がないテラスに呼び出す事にした。

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